カンニングの思い出
昔、中学受験塾の先生が、
「カンニングは良くないけど、たまたま、見えてしま
ったらラッキーだから躊躇なく答えを書き込みなさ
い」と教えられた。
中学生になって、テストを受けていたら、最後の数学
の難問がわからなかった。すると、私の前に座ってい
たいつも成績の良いヤツの答えが見えた。
私はチャンスがきたと思い、答えを書いた。
結果は、5教科で総合で2番になった。
最高に良い成績だった。あのチャンスがなくても、10
番以内に入れる好成績だった。(もちろん、それでも史
上最高成績)
私の前に座っていたヤツは、5番くらいだった。私に負
けたことにビックリして悔しがっていた。
私は最高の成績だったにも関わらず、あの一問だけ答
えを見てしまったために、素直に喜べなかった。
中学時代の苦い想い出です。